#3 寄り添うために舵を切る — キャラクター〈GONNYS〉が生まれるまで

寄り添うために――キャラクター表現へ舵を切った理由


はじめましての方も、いつも見守ってくださっている皆さまもありがとうございます。

今日は、私が“抽象を離れる”のではなく、“自分の進む方角が少しずつ変わっていった”結果として、キャラクター〈GONNYS〉を描き始めた経緯を書き残します。抽象表現への敬意はそのままに、私自身の選択の物語です。

 

進む方角が変わった

 

日々の生活のそばで、迷ったときや苦しいときにそっと寄り添える表現をつくりたい――。

その思いが私の背中を押し、より“人に並走できる”キャラクターという形式へと、舵を切らせました。誰かの一歩に手触りを与えるために、私はキャラクターを選びました。

 

無意識の連なり

 

尊敬する 奈良美智(Yoshitomo Nara) さんの作品を、いつの間にかよく眺めていました。理由をうまく言語化できないまま、静かな余韻だけが心に残り、その一か月ほど後、気づけば自分もキャラクターを描き始めていた――振り返ると、深いところで無意識的な影響を受けていたのだと思います。直接の“きっかけ”というより、自然な流れの中で芽生えた選択でした。

 

「青」を選んだわけ

 

色としての青に特別な物語を過度に背負わせるつもりはありません。

ただ、深い青は深い場所に語りかける。静かに、確かに。私はその感覚にうなずき、GONNYSを青で描きました。

 

GONNYSに託した願い

 

人はそれぞれ固有の“ワクワク”を持っています。食べたいもの、行きたい場所、関わりたい人、今日調べたいこと――その小さな衝動を尊び、掘り下げ、広げていくこと。

GONNYSは、挑戦へ踏み出すあなたの伴走者でありたい。先頭で引っ張るのではなく、横に並んで「行こう」と囁く存在でありたいのです。


Product mockup

 

You are my inspiration.

あなたの“いま”が、私たちの創作の出発点です。

 

これからの約束

 

GONNYSは、あなたとみんなで共創する“私たちのブランド”です。

私たちの欲求や興味・関心を深く掘り下げ、互いに助け合いながら世界を拡大していく――その営みに寄り添うプロダクトと物語を、これからも丁寧に磨き続けます。

 

今日読んでくださったあなたへ

 

この文章を読み終えたら、どうかあなたにしかない欲求に一歩寄ってみてください。

今夜食べたいものを選ぶ、明日行きたい場所を決める、会いたい人に連絡する、気になることを調べてみる――その小さな決断の連続が、あなたの世界をあなたらしく形作ります。GONNYSは、その背中に静かに手を添えます。

 

Product mockup

 

次回予告

このブランドメッセージに至るまでに、私が無意識レベルで支えられた“ワクワクを追求する”系譜の本をいくつかご紹介します。読後に小さく前へ進みたくなる、そんな読書の道標をお届けします。


— GONNYS

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